国際標準化機構(ISO)は、国際的に通用させる規格や標準類を制定するための国際機関です。現在、日本産業規格(JIS)もISOへの整合化が進められ、ISOで制定された規格が国内の基準をはじめ建設業界にも影響を及ぼしており、今後も各分野において国際標準化への対応を求められることが予想されます。
また、欧州では、建築物のエネルギー性能に係る欧州指令(EPBD)の制定により建物の省エネ性能に関する欧州規格(CEN)を作り上げ、CENをベースとした国際標準化を推進し、建築物のエネルギー性能(EPB)規格を制定することによりISOにも大きな影響を与えつつあります。
今年もZoom web会議形式にてTC163(建築環境における熱的性能とエネルギー使用)とTC205(建築環境設計)について、それぞれのTCにおける活動状況、や審議中の規格を紹介するシンポジウムを開催致しました。